2016年8月31日(木)夜。
大企業がスタートアップ企業に向けてプレゼンを行うピッチイベント、「大企業ピッチ」の第2回が開催されました。
大企業が自社のリソースを公開し、スタートアップ企業とともに新しい製品やサービスを創出することを目指します。
第2回のテーマは「小売・ライフスタイル」。
株式会社KADOKAWAの鈴木様、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の坂田様、株式会社パルコの佐藤様にご登壇頂き、様々な業種のスタートアップ企業の方々にご参加いただきました。
■株式会社KADOKAWA ASCII編集部 鈴木様(ガチ鈴木様)
アスキーストアでのハードウェアベンチャー製品の販売
KADOKAWA が運営する「アスキーストア」 はPC、スマホ、周辺機器など、新しいガジェット好きのアーリーアダプターが顧客です。ハードウェアベンチャーの製品ととても相性が良く、商品に対し肥えたユーザーから質の高いレビューのフィードバックも多いそうです。「アスキーでしか売ってない」というプレミアム感から大ヒットに繋がることもあるとか。
「アスキーストアがスタートアップの製品のデパートになったらいいと思っている。製品を販売し、爆拡散させましょう!」と熱いメッセージを投げかけました。
■カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 坂田様
CCCグループのご紹介とT-VENTURE PROGRAMについて
今まさにエントリー受付中の「T-VENTURE PROGRAM(TVP)」を中心としたスタートアップ企業との事業連携についてお話いただきました。締め切り間近ということでTVPのご担当者4名にお越しいただくほどの熱の入りっぷりでした。
CCCグループは「世界一の企画会社」をビジョンに掲げており、TVPはスタートアップ企業と共に新たな価値を提供するサービスを創ることを目的としたプログラムです。
CCCグループもベンチャー精神をもってTVPに望んでおり、しっかり関係を築いて継続性があるwin-winな提携したいと呼びかけました。
■株式会社パルコ 佐藤様
クラウドファンディング「BOOSTER」を利用したベンチャー企業との共創
パルコには設立当初から「インキュベーションとは小さな営みを大きくすること」という概念があり、今後の成長が期待される人材をいち早く発掘し一緒に成長してきたそうです。クラウドファンディングはwebでもインキュベーションをと2011年から開始。会場からは感動の声が上がりました。
ファッションを連想する方も多いと思いますが、プロダクト、テック系ベンチャーとの連携にも大きな関心があります。
生活者、パルコグループのリアル店舗や取引先専門店のチャネル、クリエイターのデザイン力を掛け合わせ、「BOOSTER」からイノベーションを共創しようと呼びかけました。
参加者から具体的な質問が沢山なされ、それに対して登壇者が本音も交えてより詳しく話していく、有意義な質疑応答になりました。
各社ブースの列も写真に納まらないほどの長いものになりましたが、自社のプロトタイプを見せながら説明する方もいらっしゃるなど熱心なやり取りがなされました。
第3回は10月中旬~下旬に企画中です。
どうぞお楽しみに!